今舞台で使っている胴です。 胴全体の画像です。現在舞台で使用しています。

上下の膨らんだ所を乳袋(ちぶくろ)といいます。全長25cm位です。この胴は約480gあります。少々重めです。

この画像が一番見た目の色と近いです。 この画像の木地の色が一番見た目の色と近いと思います。
胴の内側です。 内側の革と接する所を革口(かわくち)といいます。お椀の様になっているところ受(うけ)と呼んでいます。

胴の寸法は直径約10cm内径約8cmです。中心にあいている穴を巣(す)少し細くなっているところを音越(ねごし)といいます。

鉋目(かんなめ)です。 これは段鉋(だんがんな)です。道本作の胴に多く見られます。十六段ある物は十六道本(じゅうろくどうほん)といって特に良いといわれています。

他には波鉋(なみがんな)片そぎ鉋(かたそぎがんな)百足鉋(むかでがんな)縅鉋(おどしがんな)など色々な種類の鉋目があり作者のこだわりと工夫が伺えます。

時代や作者によって変遷があります。

独楽(こま)の蒔絵(まきえ)です。 独楽の蒔絵です。蒔絵は小鼓特有の物ではありませんから蒔絵に関してはその専門家の方が詳しいでしょう。

現在道具商、美術商などで扱っている小鼓の胴はほとんど蒔絵の値段と言うことがいえます。ですからならない胴でも蒔絵が良ければ値段が高くなる傾向があります。

上記のような理由から古い胴の蒔絵を描換えたり機械彫りの胴に鉋目のような物をつけて売っている物もよく見受けられます。

道具は縁がないとなかなか良い物に巡り会えません。