能の楽器

能の現行曲は250以上ありますが笛、小鼓、大鼓のみで演奏される物を(大小物)太鼓のはいる物を(太鼓物)と呼んでいます。

舞台で使うお道具は「たたく」とは言わずすべて「うつ」といいますので「鼓をたたく」とは言わず「鼓を打つ」と言います。

能楽の囃子では笛、小鼓、大鼓、太鼓と四種類の楽器を使います。特殊な曲をのぞいては各役一人づつしか舞台上に出ませんので歌舞伎の囃子とは見た目の印象がだいぶ違います。

ここでは簡単に能の舞台で使う小鼓以外のお道具(楽器)を簡単に紹介いたします。

は能管という特殊な構造の笛のみを使います。雅楽の龍笛に形は似ていますが歌口(吹口)と指で押える所の間に喉と言われる少し細くなった部分があり独特な音階が出るように作られています。楽譜ではなく唱歌(しょうが)といううたで 旋律を表記してあります。

大鼓は小鼓と構造は似ていますが、革を炭火で焙じてきつく締めて打ちます。小鼓とは対照的な独特な高い音がします。音はカーン言う響きがしますが口で言うときは「チョン」「ツ」「ドン」と音を表します。

太鼓は直径35cm位の大きさで台にかけて二本のばちを使って打ちます。音は「ツ」「ク」「テン」などと表します。